L'Encyclopedie de Raymond Lefèvre

Soul Symphonies No.3

P.1978 Barclay91013

1. TOCCATA ET FUGUE EN RE MINEUR
2. CONCERTO EN LA MINEUR
3. PETITE MUSIQUE DE NUIT
4. INTERMEZZO
5. LES QUATRE SAISONS(LE PRINTEMPS)
 
1. LES QUATRE SAISONS(L'AUTOMNE)
2. PRELUDE EN MI MINEUR
3. CONCERTO ITALIEN
4. ELVIRA MADIGAN
5. CAPRICCIO RHAPSODIE


Face A ◆ (1) トッカータとフーガ (2) 愛の調和(調和の幻想) (3) 青春のセレナード (4)*涙の間奏曲 (5) 四季の春(幸せのコンチェルト)
Face B ◆ (1) 四季の秋 (2) 哀しみのプレリュード (3) 情熱のコンチェルト (4) 短くも美しく燃え (5) 炎の狂詩曲
※「四季の春」は再収録曲。「短くも美しく燃え」は、フランス盤ではこのアルバムにて初めて登場。*:未CD化曲

 第1集、2集と比較すると私個人の評価は若干低いが、シンセサイザーを巧みに使いこなしたオーケストレーションは見事と言う他ない。イントロで時折り聴く者をアッ!と言わせるルフェーヴルだが、「炎の狂詩曲」のそれは、映画『サントロペ大混線』を見ると、“なるほど”とうなずける。<市倉>

 クラシックのメロディを素材としたポピュラー・アルバム=ポップ・クラシカル・アルバムの金字塔と言うべきアルバム。ただし、「哀しみのプレリュード」などのシンセがどうも気にくわない。「短くも美しく燃え」はモーリアの旧録の方がダントツにいい。初めてシンセ・ドラムを使ったアルバムでなかなか恰好よく仕上がっており、ミキシング面も文句なし。<北川>

 録音の感じとしては前作と変わらないがサウンド的には良くなった。特に「トッカータとフーガ」はほんとにすばらしい。「愛の調和」「情熱のコンチェルト」も原曲と比較して聴くと単にポップス化しただけでなく、原曲に対してルフェーヴル的解釈を施していることがわかる。「哀しみのプレリュード」もシンセが耳につくがルフェーヴルらしい美しい裏旋律が聴ける。「青春のセレナード」は、なんだか無理矢理リズムをつけたようで、あまりおもしろくない。<松本>

相当する日本のオリジナル盤

『トッカータとフーガ』 KING GP-620 (1978.10)

日本では、曲順の変更のみでそのままの内容で発売された。

●Side A
(1)トッカータとフーガ (2)涙の間奏曲 (3)情熱のコンチェルト (4)短くも美しく燃え (5)愛の調和
 
●Side B
(1)青春のセレナーデ (2)四季の秋 (3)炎の狂詩曲 (4)悲しみのプレリュード (5)四季の春