このアルバムはダウンロード販売のみです。
　1, 3, 4, 6, 8, 9, 10, 12, 14, 16, 17, 19の12曲が日本で1973年にキングレコードから発売された「マジック・ストリングス Vol.3 SLC-476」に収録されたもの。これに7曲が加えられたのが、このアルバム。マスタリングしなおしているだけあって音がすばらしく良い。このほかのiTunesでダウンロードできるキャンドラーのアルバムとしては、ピアノ奏者のムラデン・フランコの演奏をフィーチャーした盤しか出ていないようだが、単品ではSonoton社のコンピレーション・アルバムに収録されている曲がある。試聴して購入できるのがネット購入のいいところ。
　「浪路はるかに」はビリー・ヴォーンの演奏とは全く違う新鮮さを出しているのが素晴らしい。そう言えば、このアルバムには収録されていないが「恋はみずいろ」もポール・モーリア的な要素は全く排除されていて名アレンジだった。ナナ・ムスクーリの歌唱が素晴らしい「至上の愛」も、キャンドラーの生き生きとした演奏はオリジナリティがあり、このメロディの魅力を十二分に引き出している。次回作を期待してポチろう。
※１の「センチメンタル・ジャーニー」は実際に収録されているのは「Light Sings / ライト・シングス」です。ただし、将来的に訂正され、正しい作品に置き換えられるかもしれません。
(2015/03/29)