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 ラブ・サウンズ・ジャーニー 音楽の旅

Vocalion
CDSML8573
P. 2019/12
 
※ジャケットのイラストが、日本盤CDでは窓の上に青い庇のようになっていた。実は、オリジナルのLPではこの部分は店の看板になっている。しかし、PHILIPSロゴに隠されて、何と書かれているかわからない。一番左の漢字は火偏の文字で、3文字目は屋のように見える。描かれている場所が富士山と海の位置、街の雰囲気からすると横浜のように思えるので、まさかの横浜名物「焼売屋」かとも思ったが、そんなジョークみたいな名前であるはずはない。建物が煉瓦づくりなので、銀座にある有名な洋食レストラン「煉瓦亭」をもじった「煉瓦屋」の可能性はある。でも、そうすると看板が窓の左半分で終わってしまうことになり、バランスが悪すぎる。本当は、何という店の名前だったのだろうか?

Paul Mauriat - Love Sounds Journey& bonus tracks

 『ラブ・サウンズ・ジャーニー』は一度日本国内でCD化されましたが、その時よりはマスタリングは良くなっています。ジャケットも当時の発売されたLPをもとにしていて、見開きジャケット内に描かれていたイラスト解説もそのまま再現されています。
※前回の紹介記事はこちらから。

 11の都市をどういう気持ちで選択したのか、ぜひ聞きたかったところですが、私が当時住んでいた倉敷を取り上げてくれたのはちょっとした喜びでした。ただし1976年の公演は倉敷ではなくて岡山県民体育館がコンサート会場で「ブラック・スワン」は演奏しなかったような気がします…。
 ここまできたら、次に出るのは「ゴースト・ストーリーのテーマ」などが収録された台湾盤の『心』のアルバムと"Emotion"の台湾盤アルバムに収録された"Red Dust"、森英恵のジャケットで発売された『愛のメッセージ』を中心にしたアルバムでしょうか。
(2020/3/8)

Disc 1

01_36 Nord 140 Est / パリ・東京直行便
02_Poupée De Soie / 京都、雨の朝
03_Oh La La Osaka / オー・ラ・ラ・オーサカ
04_La Baie Des Lumieres / 夜の港のボサノバ[神戸]
05_Sea-Shell Shore / 夜明けのなぎさ[高知]
06_Let There Be Light / ハカタ・ディスコハウス
07_L'oiseau Rare / ブラック・スワン[倉敷]
08_Boules De Neige / 白いスロープ[函館]
09_Memories Of Yesterday / 湖に消えた恋[摩周湖/札幌]
10_L'Étoile De Mer / 碧い海のサンバ[仙台]
11_Demoiselle Tango / お嬢さんのタンゴ[金沢]
12_Love Is Still Blue (Disco 1st Version)
13_Penélope (L'eterel Retour) (Disco Version) / エーゲ海の真珠
14_I Will Follow Him (Chariot) / 愛のシャリオ
15_La Reine De Saba (Disco Version) / シバの女王 Disco Version
16_There'a A Kind Of Hush (All Over The World) / 見つめ合う恋
17_Love Is Still Blue (Disco 3rd Version)
18_Love Is Still Blue (Disco 5th Version)
 
下の写真は、1977年コンサートのプログラムに載っていた広告です。