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 待ちに待った、ダニエル・ヴィダルのCD

Universasl
P. 2006
UICY-1363

The Best Of Daniele Vidal

 やっと出してくれました。権利的にはそれほど複雑ではないはずなのに、なぜ今まで出なかったのか?日本におけるフレンチ・ポップス史を語る上で絶対に外せないのがこの人、と言っても言い過ぎではないでしょう。おそらく40代以上の方には懐かしい思い出がよみがえる必携の1枚のはずです。当時販売権を持っていたキングレコードさんは本当にいい仕事を残していただいたと思います。
 以前、フレンチ・ポップスのコンピレーション(WAVEで売っていたディスクポート盤。海賊盤っぽかった。)でLPから起こした音源(?)で4曲ほどCD化されたことがありましたが、今回はちゃんとバークレー(リヴィエラ)の音源を使って18曲。しかも日本語で歌ったヴァージョンも収めているというツボを押さえた選曲です。まあ「カトリーヌ」の日本語版がはいっていないとか細かいことを言うとキリがありませんが。
 もちろんヴィダルの歌声も素敵ですが、イージー・リスニング的聞き方でバックのオーケストラの演奏を聴いてみると、何曲かハッとする演奏があって、「愛のシャンソン」はどことなくモーリア風の部分があるし、「恋はどこへ」はダニエル・リカーリのアレンジでこんなのがありそう。「カトリーヌ」の伸びのある優しく繊細なハーモニーのストリングスはもしかしたらルフェーヴルさん?(2006.11.26)

Disc 1

01. Les Champs-Elisees / オー・シャンゼリゼ
02. Aime Ceux Qui T'aiment / 天使のらくがき
03. Catherine / カトリーヌ
04. Pinocchio / ピノキオ
05. Polichinelle / 恋のためいき
06. 1.2.3. / 虹とうたおう
07. La Coccinelle / 赤いボンボン
08. Comme Dans Une Chanson D'Amour / 愛のシャンソン
09. Je Suis Une Chanson / 私はシャンソン
10. Que Sera Sera / ケ・セラ・セラ
11. Mademoiselle De Paris / パリのお嬢さん
12. La Shanson De Mon Bonheur / 恋のささやき
13. Ce N'est Qu'un Au-revoir / さようならの涙
14. je Pense A Lui / 初恋はどこに
15. Ou Vont Nos Amours / 恋はどこへ
16. Lord Mackintosh / マッキントッシュ卿
17. Les Champs-Elisees / オー・シャンゼリゼ[日本語]
18. Aime Ceux Qui T'aiment / 天使のらくがき[日本語]