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 ドミンゴ / ラテン・アメリカン・ソング・シリーズ

東芝EMI
EMI CLASSICS
TOCP65946
2002年2月20日

Quiéreme Mucho / Placido Domingo

 ここはイージー・リスニング関係のサイトですので、あえてドミンゴのことは述べますまい。ドミンゴがこれだけ自身の美しいテナーを発揮できるのも、シルベッティのアレンジのおかげなのに、日本盤の解説書にはそのことが一切書かれていない。いかに、日本ではアレンジの重要性が認識されていないかを証明しているようなものである。
 このアルバムで良く知られているのは「キエレメ・ムーチョ」くらいと思われるが、心地よい演奏に思わず聴き入ってしまう。12の「セニーサス」はルフェーヴルも『スーツ・ラテン』で「愛の燃えがら」として取り上げている。
 ただし、ふつうのラテン音楽に耳が慣れている人は、あまりに美しい演奏とテナーなので「ちょっと違うな」と感じるかも?(2002.06.08)

Disc 1

01. キエレメ・ムーチョ
02. セーロス(嫉妬)~ウステー(あなた)
03. アザレアの花~そんなに私を愛さないで~シナモンの肌
04. ミーア(私のもの)
05. 君がいなくて淋しい~シーゲメ(わたしについてきて)
06. コクーラ
07. 3倍も君を愛す
08. セニョーラ(奥さん)
09. 君に慣れてしまったわたし~遠くても君といっしょ
10. 神よ助け給え
11. 君のいないわたし
12. 3つの言葉~セニーサス(灰)
13. 破れた心~行ってしまった彼女~叫べ、荒野の石
14. アシー(こんな風に)
15. イ(そして)
16. フリーオ、フリーオ(寒さ)
17. トタル(結局)